ビギナーズラックは誰もが体験することだと思います。だからまだ株やFX、パチンコ等のギャンブルがやめられないのでしょう。ではなぜ、最初はうまくいくのでしょうか。
答えは、「執着がないから」と言えるでしょう。
始めた当初は「勝つまで、イライラせずに待てた」からだと私は考えます。
さて、さらに詳しく考えてみましょう。
目次
かまいたちの動画から考える
この、かまいたち山内さんの動画を見れば全てがわかると思います。
要約すると、山内さんが大学1年生の時に友達2人と共に興味本位でパチンコ屋に行き、たまたま目についたスロットをやってみると、3,000円が6,000円になりました。
ビギナーズラックが発生しましたね。
その後、あの快感が忘れられず一人で行くようになり、さらに本を買ったりして勉強するようになりました。
大学の授業をサボって、親や親戚から借金をしながら、毎日のようにパチンコ屋に通うようになります。
ほぼパチプロのような生活です。もちろん勝てていませんのでパチプロではありません。
毎回数万円以上の大金をはたいてスロットを回しますが、いくらたっても勝てないという現実。
もちろん努力の結果最後に勝てるようになるというハッピーエンドが待っている訳ではなく、俺みたいになるなという教訓を教えているわけです。
動画の最後に、最初の3,000円かけた時に友人とゲラゲラ笑いながらスロットをやった時が一番楽しかったと締めています。
知識を入れると勝てなくなる
ビギナーの時と、慣れた時の最大の違いは何でしょう。
答えは経験からくる不確かな自論や、本を読んだりして得られる知識です。
これが邪魔をして、ギャンブル依存症へと導いていくことがわかります。
知識・経験は悪い期待感を生む
なまじ勉強をしてしまうと、パターンなどのテクニックに溺れがちです。
株でいうと、チャートのこの平均移動線にタッチしたら上がるとか、何回陽線が出たら上がるとか、Wの形になったら上がるとか色々とテクニックと言われるものがあります。
しかし、どうでしょう。
勝ててますか?
自分の中ではそのパターンに当てはめられるのですが、全く予想に反した動きをするはずです。
予想が外れるとイライラしませんか?
こんなはずじゃなかったのにと落ち込むわけです。
だから株で苦しむ人は多く、また、株で儲けられる人というのは一握りなのです。
ビギナーは予想しない、欲張らない
私は心をビギナーに戻すことをお勧めします。
皆さんの最初に買った銘柄は何を基準に選びましたか?
おそらく、自分がよく使う製品の会社とか、なんか知っている会社だし業績も安定してそうだからなど、目先の数字を分析せずになんとなく買ったと思います。
あまり期待しないで買ったので、5千円とか、1万円とか上がるとすぐに利益確定させて喜んだり、逆に下がればダメだったと素直に受け入れられたりできたはずです。
しかし、今はどうでしょうか。
四季報のデータを読み込み、PERとか将来性とか考えて、チャートの形状を考慮して、ちょっと上がっても利確せずに何パーセント上昇しないと利確しないとか複雑なことをしていると思います。
その予想が、あなたを依存症にさせ、苦しめているのです。
この株は上がるはずだ、さらにもっと上がるのではないかという予想、期待が邪魔をしているはずです。
もっと素直に株取引をしても良いのではないでしょうか。
買った株とじっくりと向き合うことをお勧めします。