映像業界で馬車馬のように働くプロダクションマネージャーやADは一般的に年収は200万円〜400万円です。正直言って同年代で働く一般企業の人よりも少ないと言えるでしょう。その上のプロデューサーやディレクターと呼ばれる職種に昇格するまでこの給料は続きます。
お金がないお金がないと言われる彼らですが、意外とお金は貯まると言われています、この意外な事実を暴露している人は実は少ないので今回はその理由をお教えしましょう。
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家に帰れないので水道光熱費はほぼ基本料金
映像制作業を仕事にしている限り、若手の段階で家にはほぼ帰れません。
夜は遅く、休日出勤もよくあります。
そうすると家にいる時間が必然的に短くなりますので水道光熱費はかかりません。
撮影がある日ば食費ゼロ
ロケ弁は強力な味方です。
撮影がある日は昼夜ロケ弁当が出ます。
さらに朝出発だと、撮影地に向かう前に、コンビニに寄って大量におにぎりやサンドイッチ、惣菜パンを買い込んでロケ地やスタジオに置いておきます。自分の好きな朝食を経費で買うことができます。
映像業界は飲食にはルーズな業界です。
また、ロケ弁当は多めに発注するので必ず余ります。他のチームが帰ってくると一緒にロケ弁当も帰ってきますので、前日の夜分であれば翌日も食べれますので次の日の昼代も浮きます。笑
飲み代は先輩(経費)が払う慣習
よく芸人が先輩が奢る習慣があるといいますが、映像業界も芸能界の端くれ、その習慣があります。
また、映像業界で生き残っている人の多くが大酒飲みです。仕事のストレスを酒を飲むことで発散してきた人たちが生き残れるのです。
そんなこともあり、夜遅くまで残っていると「行くか」と呼ばれることは多いです。
そうなると、2時とか3時まで飲みに付き合うことになるのですが、その時は全て先輩の奢りになります。
これには裏があります。
最初は高額な飲み代を奢ってもらえて感動するのですが、自腹ではなく、彼らは全て経費として処理しているので後で会議費として経費精算しています。
打ち合わせと称する飲み会は毎日のように行われています。
なので気兼ねなく誘われたらついていきましょう。笑
最近では飲まない人には理解ができてきましたが、古い人がはびこっていますのでご注意を。
編集できる高スペックPCを貸与
昔は持ち運びのできるPCは申請して貸与、基本はデスクトップという企業も多いと聞きますが、最近はどこでも仕事ができるようにMacBook Proを支給されていることが多いようです。
そうなると、いくら映像編集が趣味でも自前で高スペックなパソコンを用意する必要がないので、自分のパソコンを持たない人もいるようです。
最低でもネットができる低スペックパソコンでも良いですね。
社用携帯も貸与
今は一般的になりましたが、社用携帯もiPhoneが貸与されます。
映像業界は基本電話でやり取りすることが多いので社用であることは必須なのです。
なので通信内容まで追跡しようという企業は少ないですね。よっぽど一人だけ際立って使っていれば調査は入りますが。
ある程度長年勤めている人は、もはや家族か仕事関係の人しか連絡取らないので、私用携帯は解約してしまった強者もいます。
休日は寝るだけ
休みの日にはもはや外出をしなくなるというのもお金が貯まる習慣の一つです。
日頃の疲れを取るために一日中寝てる人も多いです。
なかなか周りの友人とも休みが合わない、連休が取れないということで旅行にも行けません。
もちろんロケハンや撮影で日本各地、さらに海外まで行けるチャンスはあるのですが、なかなかプライベートでというのは難しくなってきます。
本当に仕事に自分の時間をかけられるのか、それが問われるのが映像業界で働くということなのです。
皆さんの参考になれば幸いです。