プロダクションマネージャー(PM)新入社員がやるべき仕事内容をピックアップしてみました。就活している学生もプロダクションマネージャーという職種は何をやる仕事なのか不安な人も多いはずです。
仕事内容を理解している人は就活で一歩リードできます。
映像業界は未経験者の入社の方が圧倒的に多いですから心配しないでください。
最初は誰でもできることからです。
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
弁当の発注
ベテランのプロダクションマネージャーに「新入社員の仕事とは何か」を尋ねると真っ先に出てくるのが「弁当の発注」という仕事です。
いわゆる「ロケ弁」ってやつですね。
ここでおいしい弁当を発掘できるかで「できる!」かどうか判断されます。
なぜなら、だいたい同じ人が発注すると美味しいもの、好みがはっきりしてくるので同じものを発注しがちになります。
先輩方も弁当のマンネリ化を自覚しているのです。
そこで新人が違う角度で発注すれば「できる!」を評価してもらえます。
先輩のアドバイス通りでも失敗が少なくて事足りるのですが、新たな挑戦をしてみるのもアリです。
たとえ失敗しても、あの弁当マズかったとイジられて後々笑い話になります。
安心してください。
ロケ地、スタジオ探し(ロケハン・予約)
ロケ地やスタジオなどの撮影する場所を探すのも新人PMの仕事です。
予算がある場合はいわゆる「ロケーションコーディネーター」という業者さんに依頼してロケ地候補を出してもらうこともありますが、予算が少ない場合は自分たちで調べることが多いです。
ただし、スタジオは自分で調べなければなりませんね。
どうやって調べるか?
どうやるか。
ググりましょう。
最初はだいたい先輩があたりをつけて千葉の牧場!とか伊豆の海岸!とかヒントをくれるはずなのでその辺りで探してみましょう。
目星いところはとりあえず電話で撮影が可能か聞いていく!とりあえずダメ元で聞く!
躊躇している暇はありません。
ロケなび!とかみんな使っていますね。
みんな使っているので色々な所とかぶる可能性があるので多用は禁物です。笑
聞くことは、
- 撮影が可能か
- スケジュール確認
- いくらで撮影できるか(1時間何円か)
- 音や火など演出が可能か
など、先輩に確認事項を聞いた上で仮でスケジュールを押さえましょう。
そして予約!までがあなたの仕事です。
資料作成・プリントアウト
令和になってもまだ撮影当日の資料は紙であることが多いです。
新人は部分的ではありますが撮影当日の資料を作ります。
多いのは撮影場所の地図とか、出演者情報とかそんな感じです。
当日の流れのタイムカードである「香盤」と呼ばれるものは経験がなくてはできないので先輩が作ります。
そして人数分プリントアウトをするのも大事なお仕事です。
少ないと大変なことになりますので慎重にやりましょう。
買い出し(ケータリングや小道具)
買い出しも重要なお仕事ですね。
中でも「ケータリング」と呼ばれるお菓子や飲み物などの「ちょっとつまめる食べ物」を買いに行かされることは多いです。
ポイントは「つまめるもの」なので小分けになっているものでなければなりません。
間違ってもポテトチップスとか大袋のお菓子は買わないように注意しましょう。
例えば、「ホームパイ」とか、小分けの「パイの実」とか、「ハッピーターン」とか「雪の宿」が鉄板です。
鉄板すぎて「またかよ!」と言われてしまうので、チョコ系とせんべい系を半々とか工夫しましょう!
撮影現場での雑用
撮影現場で何をしたら良いかわからない人も多いはずなので簡単ですが、新人の役割をお教えしましょう。
新人には特に決まった役割はありません。
はっきり言っておきます。ただの雑用です。
その現場現場で必要とさせる役割を与えられます。
例をあげてみましょう。
- ケータリングの補充(お菓子や飲み物)
- お弁当の受け取り
- 撮影スタッフの引率
- クライアントや出演キャストのケア
- 物をひたすら運ぶ
- 後片付け
とかでしょうか。
簡単に言うと「撮影現場の世話係」です。
この現実に耐えられなくて1年経たずに辞めていく新入社員は多いです。
皆さんはこの現実に耐えられるでしょうか。
最低限、「人が好き」でなくてはなりませんね。
結論:雑用です。
言い方は悪いですが、外から見れば「雑用」ということになります。
しかし、人の世話が好きな方も多いはずです。
プライドなんて捨ててしまいましょう。
人と出会うから強くなれます。仲間ができます。
1年で判断するのには勿体無い仕事です。
来年にはまた後輩ができて、自分も楽になれます。
皆さんの参考になれば幸いです。