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【仕事好きじゃなきゃやめとけ】映像制作会社がブラックと言われる5つの理由【テレビ・CM・MV共通】

映像制作会社といえばブラックというのは本当です。上司から部下への態度や、雇用形態からして労働者ファーストではないからです。まさに「映像がやりたい」と強い気持ちがなければいる意味がないとでも言わんばかりの環境です。テレビで観るテレビADを思い浮かべる方も多いでしょう。絵に描いたようなブラック企業ぶり。家に帰れない、職場で寝てる、給料が安い、パワハラなど色々とそのブラックさを連想させます。

これはCMやMVのような広告映像業界でも同様の現象です。どちらかが極端に楽ということはありません。

正直なところ映像業界は相当にタフではないと続かないので基本的に「やめとけ」と言いたいところですが、好きな人にとっては夢にまで見た業界ですのでその気持ちを止められないと思います。

生半可な気持ちで映像業界に飛び込むと絶対に後悔しますので、覚悟を決めるために映像業界の現実をお教えします。

家に帰れない

家に帰れないのは定番でしょう。

基本的に「映像を作る」というのは時間がかかるものです。これは知っておかなければならない事実です。

大衆向けに出す映像というのは大掛かりなので、一人ではできません。大勢のスタッフの力が必要です。

それを手配するのもADやプロダクションマネージャーの仕事です。

各所に連絡を取っていたら返事がなかなか来ない人がいます。異常にルーズな人間もいますし、ものすごい忙しい人もいます。明日までに資料をまとめなければという時には、そこを連絡待ちで待機することもあるのです。

深夜の2時、3時でも電話を何度もかけ、心を鬼にして連絡を取る必要があります。

また、ロケ地が決まらないというのもあります。提案する候補地全てディレクターにダメ出しされて延々と探し続けることもあります。

編集もクライアントから直しても直してもOKが出ず、修正が延々と終わらないこともあります。

そうすると家には帰れないということになります。

ベッドでは寝れません

「仮眠室」がTV局や大手の制作会社にはあるようですが、中小の制作会社にはありません。

もちろん管理が大変という事情と、男女が入ると、、、間違いが起こったりするので、トラウマがある会社は作りたがらないのが本音です。

そうなると帰れないPMやADはどこで寝るのかというと、会社にあるソファーか、自分の椅子でということになるのです。

もちろん先輩から横になれるソファーを取っていきますので、新人ほど椅子で寝ることになります。

椅子を3つぐらい並べれば横になれます。笑

なので、どこでも寝れるという特技は映像業界ではかなりの特技になるのです。

寝れなければストレスが溜まる一方なので、体を壊したり、精神的に病んだりするので、自分にあった寝方を探し出すことは必須です。

どうしても寝れなくて床に寝る人もいます。床がカーペットならまだマシです。

本当に疲れていれば床でもぐっすり寝れますのでご安心ください。

有休消化は絶望的

映像業界は人手不足です。さらに売上も上げなければなりません。

そうなると案件は次から次へと入ってきます。仕事をセーブするということは基本しません。

そうなると一人で2,3件同時進行で担当することになり、休日出勤は当然で、もちろん有給休暇というのは捨てるということが当たり前という文化ができている会社はまだまだ多いと思います。

私も若手の頃は、入社3年は夏休みは無いぞと言われたものです。

そんなブラック丸出しの業界ですが、実は、2015年のクリスマスに起きた電通の高橋まつりさん自殺事件の後に動きが起きました。

有給休暇を年に5日取らないといけないという法律ができたのです。

取らせなければ代表が逮捕という感じでしょうか。

でも実際は、捕まったら其の時は其の時だというのが上層部の本音だったりします。

だって、自分たちの現役の頃はそんな法律なかったんですからね。

最近の若い奴は、という感じです。

現実は、休みということで「在宅勤務」をさせているというのがリアルな現場です。

パワハラ

パワハラはよくあるので覚悟しましょう。言うのは簡単ですが、難しいことです。

最初はパワハラと感じるかもしれませんが、だんだんと慣れてきて何も感じなくなります。気にすると負けです。

生き残るコツはそういう話し方をする人なんだな、と流す技術です。

怒鳴られることはよくあります。

先輩はあなたのことを基本「呼び捨て」です。「さん」とか「くん」とかつけません。

部活に入った感じを思い出しましょう。

語気は強いです。

でもそれがその人の普通の話し方なのです。許してあげてください。

映像業界は舐められたら終わりなのです。

自分を守るためにそうやっているだけなのです。許してあげてください。

人手不足な業界なので、あなたの代わりはいません。

終わるまで帰らせてくれません。たとえ先輩の方が暇で漫画を読んでいてもイライラしてはダメです。

実をいうと先輩ほどあなたに辞められたら困るのですので決して弱い立場ではありません。

心を無にして頑張りましょう。

裁量労働制により残業代は出ません

映像制作会社に入社すると、当然雇用契約というものを結ぶことになります。

給与のところを見てみましょう。

「裁量労働制」と書いてあったらイコール残業代は出しませんという意思表示です。

裁量労働制」というのは、「定時を設けず、何時間働いても規定の時間働いているとする」という地獄の契約です。

つまり、規定の労働時間が8時間労働だったとすると、1時間だけ働いて帰っても8時間労働したことになります。

逆に言えば24時間働いても8時間しか働いたことになりません。

これは映像業界に限ったことではなく、仕事に時間がかかるWebやデザイン等のクリエイティブ業界によく使われている雇用形態なので、映像業界だけが特にブラックと驚くことではありません。

こういったカラクリの元に映像制作会社は残業代を払うことを合法的に行っていないのです。

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