ディレクターとプロデューサーではどちらがエライか気になりますよね。
結論からいうと、一般的には「プロデューサー」の方が偉いです。
しかし、たまにディレクターが偉い時もあります。
その判断基準はどちらが案件を、お金を引っ張ってきているかです。
どちらが優位性を持っているか、それはどんな場合か詳しく見ていきましょう!
目次
プロデューサーがディレクターを選んでいる場合はプロデューサー優位!
多くの場合はプロデューサーが案件を獲得して、ディレクターを指名して映像を制作します。
この関係性を見ると、プロデューサーがディレクターを雇うという関係性になりますね。
つまり、ディレクターのギャラを決めるのはプロデューサーということになります。
極論、ディレクターがミスをしたり、納期に間に合わないという失態をした場合、プロデューサーはギャラを減らすこともできます。
こうなるとどうでしょう。ディレクターはプロデューサーを無視できませんよね。
関係性は「プロデューサー>ディレクター」となります。
ディレクター直接受注の場合は逆転!
一方で、立場が逆転するパターンはどんな場合でしょうか。
それは先ほどの場合とは逆でディレクターがプロデューサーを選ぶ場合です。
有名なディレクターはクライアントとなる人と親い人も出てきます。
ミュージックビデオで言うと、アーティスト本人と公私共に親しく、アーティストからディレクター本人に映像制作をお願いしたいと依頼がある場合があるのです。
ディレクター一人だけでは映像制作ができませんから、映像制作会社のプロデューサーにやってくれないかとお願いをするわけです。
そうなったらどうでしょうか。
一本何百万円の映像をプロデューサーの苦労もなく受注することになります。
アーティストやクライアント本人との関係性もあり、ディレクターの意見を無下にできない環境が生まれるのです。
たとえ、利益が減ってもプロデューサーはディレクターの意見、こだわりを受け入れることになります。
また、ディレクター本人に話がきているわけですから、その案件の予算もわかっているのでギャラの交渉も優位に立てるわけです。
このディレクター直受注という案件に関しては「ディレクター>プロデューサー」ということになります。
結論:お金の流れで決まる
映像制作はビジネスです。
学生にはまだまだこの意識が足りないので重ねて言いますが、お金を集めてなんぼです。ボランティアでは成立しません。
全てはどこから映像業界にお金を引っ張ってくるかがポイントとなります。
それが誰なのかがカギです。
その人を怒らせるとギャラが減ると思えば自然と頭が下がってきますよね。
しかし、どちらが偉いかなんて最初は気にする必要はありません。
プロデューサー、ディレクターどちらかが一番であれば、どちらかが二番になるだけです。映像制作においてはどちらも重要人物です。
自分のなりたい自分になることが大切ですね。
皆さんの参考になれば幸いです。