よく最終面接まで行けば、ほぼ受かる!内定もらったも同然だ!という噂が就活生の中で広がっています。結論から言うと「ウソ」です。
普通に落とします。
今回はなぜ最終面接は内定確定という噂が出るのかについて解説します。
目次
落ちる割合が少ないというのは確か
なぜ落ちることはないと言われるかというと、最終選考まで行くと何段階にも振り落としがかかっているので落ちる人数が少ないということが言えます。
新卒でいうと2次選考があって、最終面接だとだいぶ絞り込まれています。
2次選考までは数10人単位で落ちている人がいますが、最終までいくと落ちるのは中小企業だと一人、二人の世界です。
最終面接では以前の面接で迷った人も残す
面接は複数の社員が行います。そうすると当然、面接官によって各々好みというものがありますね。
ある面接官にはハマっても、他の面接官は別の人を推している場合もあります。
大体は多数決だったりしますが、点が同じだったり、位の上の人が「アイツも捨てがたい」みたいな事を言い出すと「まあまあ、最後は社長に決めてもらいましょう」みたいな感じで先送りにするのです。
自分はいいと思ったけど、最後は偉い人に委ねますみたいなノリで最終前に落選しない人も少なからずいます。
そうなると、いざ最終面接をしてみるとキャラは面白いけど、上の人から見たら全然ダメということがあるのです。
最終面接でうまく話せない人もいる
稀にですが、最終面接で気持ちが強すぎたり、緊張したりして自分を出せない人がいます。
前の面接では問題なかったのに、全然上手く話せないのです。
あと、社長をはじめとする役員の圧が強すぎて怯んでしまう人もいます。
中には泣き出してしまう人もいます。泣いてしまうとメンタルが弱いと判断されがちで、その時点でアウトな可能性が高いです。
見ず知らずの大人と話す際に萎縮してしまうようでは、社会で仕事はできませんからしょうがないですね。
日頃から大人と話す訓練をしなければならないかもしれません。
バイトで訓練はできることかとは思います。
最終面接で全員合格する場合の話
最終面接で全員合格する場合があります。それは「不作の年だった」という場合のみです。
最終面接に上げられる人数はおおよそ決まっています。役員も暇ではありませんから、時間的にも何枠かは決められているものです。
さらに、何人に内定を出すかもだいたい決まっています。
可能性は少ないですが、2次面接をしてみたら合格者がちょうどその枠の人数かそれ以下だったという場合です。
それはその年の応募者の質があまり良くなく、良いと思った人材の人数が、想定していた枠の人数を下回ることもあるのです。
大手であればあるほど、辞退者のことも考えると計画された人数かそれ以上の内定を出すことを求められるので、ちょっと基準を下回りそうだけど、他の超優秀な子が辞退しそうだから採用しておくかということはまあまああることです。
そうなればラッキーですね!
落ちるフラグとは?
一応伝えておきますと、最終選考まで残った段階で誰にでも内定の可能性はあります。
最終面接で何も話さず沈黙しなければ、「面接としては」合格です。
しかし、何事も順番はつけます。
最終に残っている時点で能力はありますので、あとは役員の好みで順番をつけていき、上から合格していきます。
そして、特に新卒は、優秀な応募者には当日か翌日には連絡して内定を伝えます。
当日か翌日に連絡がこなかった時点で、あなたは補欠です。
上の人が内定を辞退するまでその順位が上がることはありません。
複数の会社を受けている人も多いですから、内定を受諾するまでに考える人も少なくありません。
その結果が出て、繰上げ当選しなければ残念ながら、内定は出ません。
一週間後にお祈りメールが届くでしょう。
皆さんの参考になれば幸いです。