新卒の採用をしていると留年した人物の応募も当然あると思います。
結論から言いますと、海外留学等の正当な理由がなければ、留年者の採用はなるべく避けたほうが良いと思います。
採用人数が数十人、数百人と余裕があるのであれば良いですが、採用予定人数が数人の中小企業にとってはとてもリスクがありますので、私の体験談からその理由をご説明しましょう。
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面接で理由を聞くとガッカリ
履歴書、エントリーシートを見れば大学を4年間で卒業しているか否かわかります。当然、留年していればその理由を聞くと思います。
それが海外留学であればよし。
しかし、だいたい留年の言い訳は、単位が取れなくてだの、テストに失敗してだの言う始末。
つまり、授業に出ていないのです。
嘘に注意!
中には「留年中は自分で学費を払いました」という学生もいますが、だいたい嘘です。入社後に留年が自分のネタ、武勇伝のように話しますから嘘がバレます。
また、「大学の授業よりも企業でのアルバイトの方が夢中になれ、働くことの方が大学よりも楽しくて留年しました!」と一見真っ当な理由を考えた方もいました。
しかし現実は、大学行くのがだるくて寝ていたそうです。
そういう人に限って入社後にポロっと本人から武勇伝のように嘘を暴露されますから後の祭りです。あとで後悔しても遅いですよ。
朝が弱い
留年する人の9割は時間を守れません。
しばらくしたら遅刻常習犯になるか、開始時間1分前に出社して周りをイライラさせるでしょう。
そして、そういう人に限って始業時間から喫煙所に行き、トイレで身支度をはじめ出社してから30分後から仕事を始めます。
忍耐力がない
締め切りのある仕事を任せても、だるくなったら帰ります。
終わるまでやるという習慣が完全に欠けてしまっている方がいます。
締め切り日、時間ギリギリが終える目標
一般的な人は締め切りにちょっと余裕を持たせて仕事を終わらせるのが普通です。
なぜなら上司に見せた時に大体は1発オーケーということは珍しく、修正が入り、直す時間が必要だからです。
しかし、留年する人は、仕事を終えるのが、締め切りギリギリもしくは30分ほど遅れます。
そして会議の開始時間を遅らせるという最悪の結果を生み出します。
あまり時間の価値に関して意識を持っていません。
結論:留年する人は採用してはいけない
留年する人は一見、大胆で面白い物言いをするので、面接では笑いを取ったり、その場の印象が良かったりします。
だからなお注意が必要です。
全社員が数十人の中小企業にとって、一人でも働かない社員を採用したらリスクです。
一人が怠惰な態度を取っていると、周りにも不満が出始めます。
新卒採用であると正社員として採用することが多いのでなかなか解雇することも難しい。
そうなると、優秀な社員は辞めていき、できない社員だけが残るという最悪な状態になりかねません。
仕事量を減らすための採用が、一転悪影響になりますので判断は慎重になることをお勧めします。
皆さんの参考になれば幸いです。