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「映像制作」と「映像製作」の違いとは?

映像業界を志望すると気になる「せいさく」の漢字。

結論をまず伝えると「自分の手(技術)だけで作り上げるかどうか」。

映像制作会社って製作会社じゃないの?

「映像制作」?「映像製作」?という疑問が湧いてくるでしょう。

調べても「どっちでも良い」という記事もあります。

映像「制作」の意味がわかると、映像業界の仕事のやり方がわかりますのでここはよく押さえておくようにしてください。

漢字の「衣」に注目しましょう!

漢字に注目しましょう。

「制作」と「製作」の漢字の違いはただ一つ、「衣」が付いているかどうかです。

つまり、実際に「衣」というか「もの」を作っている人かどうかが鍵となります。


例えば、あなたが実際に手を動かしてCGで車の映像を作ったとします。

その場合はCG「製作」をしたと言って良いでしょう。

一方で、自分ではCGを作る技術がない場合、誰か作れる人に発注します。

その場合、あなたはCGを「制作」した事になります。

映像「制作」会社とは?

先ほどのCGの例を見ればもうお分かりでしょう。

映像「制作」会社とは、

CMやMV、WEB用映像等の映像案件を広告代理店や得意先企業等から受注して、映像を撮影、編集できる人達をまとめ上げ、映像作品という成果物(データやテープ)を納品する会社のこと

と言えると思います。


たまに映像業界を何も知らない学生からこんな質問が来ます。

御社には撮影スタジオはありますか?カメラはどんな機材をお持ちですか?

というような質問です。

もうお分かりですね。

答えは、持ってません!

基本、全てレンタルです。

映像「制作」はチームづくりが鍵

映像制作会社にカメラマン、ライトマン、編集エディターなど、いわゆる制作部以外のスタッフが社員としているのは一部の大手のみで、大体は「発注」ということになります。

つまり、映像制作会社のプロデューサー、プロダクションマネージャーと呼ばれる人たちは自分では撮影をしたり、編集をしたりできないので腕の良いスタッフを集める「スタッフィング」が重要になってくる訳です。

映像制作会社の役割は映像という仕事を受注または生み出して、形にする。

そこに存在意義があるのです。

しかし、ハードやソフトの進化で個人で全てが完結できる時代となり、その存在価値が問われる時代となっているのも事実です。

今日はこの辺で。

皆さんの参考になれば幸いです。

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